国際アカデミーランゲージスクール

学び・成長・発信

ようこそ、国際アカデミーランゲージスクールへ

日本の、宮城県の、仙台市の、国際アカデミーランゲージスクールで出会えるのは不思議な縁です

それぞれの目的を持って来日を果たす皆さん

卒業時までに、次の進路に向けた自信を備えられるよう逆算していくと

1日-教員は「教室と社会と繋がっている」という自覚を持って教壇に立ち(皆さんは学習に取り組む)

いかにファシリテーターとしてみなさんの自律を促進できるか(皆さんは経験し理解し振り返りを重ねる)

この積み重ねが2年間

流れる時間がお互いにとってかけがないのないものになるように

真剣に向き合っていきましょう

校 長  阿部 由香

取り組みブログ

誰に何を教える日本語教員?

2024年4月から「登録日本語教員」の国家資格制度がスタートしましたが、「お仕事は?」と聞かれたら、変わらず「日本語教師です」と答えてしまいます、、、。 「日本語教員」と一口に言っても、教える対象や内容は多岐にわたります。まだ私が教師になる前に、その多様性と奥深さを見せてくださったのが、恩師である(故)春原憲一郎先生でした。 学生時代に通っていた日本語教師養成講座のコーディネーターだった春原先生は、当時AOTS(一般財団法人 海外産業人材育成協会)に勤務されており、私たち受講生をアシスタントとして実際の授業に入れてくださいました。 当時のAOTSには、海外企業のエリート幹部の方々が研修に来ていました。私の人生初のロールプレイパートナーがモロッコ鉄道の部長さんだったことは、今でも覚えています。他にも、ブラジル銀行の支店長さん、メキシコ水道局の技監さんなど、錚々たる顔ぶれでした。入門レベルでありながら、ビジネスや社会的なトピックで展開していく春原先生の授業は圧巻で、「教える対象やニーズに合わせて授業を創る」という姿勢に衝撃を受けました。 その後、日本語教員となってみると、なるほど様々なニーズがありました。 中国の大学では、20人の予定が始まってみると大教室に100人の学生(面白そうだと60〜70代の教授陣まで参加!)を相手に授業をしました。帰国後約15年は、以下のような授業を常に3つほど掛け持ちする日々でした。 ・A日本語学校: 大学院進学に向けた「研究計画書」の書き方指導(母国でN1取得済み) ・B日本語学校: 生活ルールやマナーの指導、地域からの苦情対応、成績不振者の補習に奮闘 ・A国立大学: 国費留学生の速習クラス(海外の教職員)短期プログラム日本語クラス(高偏差値)その他のクラス ・B私立大学:スポーツ特待生として来日した大学院生に専門スポーツのプレゼンテーションができるよう、スポーツ用語や発表の仕方の指導 ・企業からの要請: 夜間のエンジニア向け日本語授業 ・農村(国際結婚が多い地域): 家族と仲良く暮らすための「幸せ日本語講座」の立ち上げ(授業は非常勤教員のみで見事に修了式まで形を作ってくれました) ・経済産業省のプロジェクト: 日本就職を目指す大学・大学院生向けのビジネス日本語・キャリアパス授業 ・介護やIT分野特化の短期研修: 専門施設見学や文化体験を取り入れた発表型授業 基本直接法ですが、英語や中国語を交えた間接法での授業もありました。 などなど、ニーズに対応できるようその都度カリキュラムを作るのは大変でしたが、自分としては様々な対象者に教えることで、日本語教員としての「バランス」を保ってきたのだと思います。留学生、生活者、児童、労働者――対象は変わっても、教える人はすべて「日本語教員」です。ここ数年は留学生にのみ授業をしていますが、いつも幅広くありたいと思っています。 先日、NHKのニュースで「育成就労制度 日本語教育の担い手は」という特集が放送されていました。その中で、「法務省告示校約900校のうち、育成就労向けの講習提供が可能と回答した学校は3割に満たない。背景には就労者に教えるノウハウ不足がある」という趣旨のテロップが流れ、正直なところ愕然としました。 そんなことないです! 厚生労働省から育成就労のモデルカリキュラムも発表され、オンライン研修なども始まります。当校でも文部科学省の「認定日本語教育機関(留学)」としての申請手続きをひたすら真剣に進めており、もちろんこちらが主であるのには変わりありませんが、「育成就労」に関しても、前向きに取り組んでいきたいと考えています。  

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