2024-12-23

ネパール出張(2024年9月)

昨今のリモート何々化で、学生募集までがオンラインでできるのではないか?経費削減になるのではないか?という錯覚に陥りそうになりますが、私に関しては学生募集は「対面」あってのみという考えに揺るぎがありません。

実際に目の前で会って、話をして、お昼ご飯を一緒に食べたり、授業を受けている姿を見ていると、画面上では推し量ることのできない彼らの素顔や性格が垣間見えます。お国事情を分かった上だと、授業においても例文を提示する際、より理解しやすいものを考えることができます。また、生活様式や街並み、技術導入の変化が目覚ましいネパールにおいては、彼らの日常がどのように変化してきているかを確認することが、細やかな生活指導に繋がると信じています。

首都カトマンズは日本企業が入り電線の整備が始まるとのこと。停電もほとんどなくなり、雰囲気の良いお洒落なカフェやフュージョン料理のレストラン、若者が言うところの所謂「クラブ」なども増えてきました。また道路工事が進み、日本のODAによって立体交差道やトンネルが建設され、交通もどんどん便利になってきています。

「日本へ行きたい」「日本へ行って、技術を身に付けて日本で働きたい」「日本文化を勉強して、地域の日本人と仲良く暮らして行ける人になりたい」と本気で思ってくれる学生を選抜するために今後も各地を訪れようと再確認したネパール訪問でした。また、出張はこれまでずっと一人でまわっていたのですが、文科省の認定を受けて落ち着いた後は、職員と共に行くことができたらなと思います。毎回1人を帯同し、皆に学生のバックグランドを知ってもらえるよう取り組みたいです。